剣が君感想(ネタバレ有り)

剣が君という乙女ゲームを君は知ってるか?

 


いや、知っているからこそこうして感想を見ているんだろうけど、一応説明すると剣が君とは、Rejetが出している日の本に生きる侍達との恋を描いた物語である。(公式文引用)

 


で、そんな剣が君なんだけど、最近友人に押し付けたらやってくれて(超嬉しい)、友人が剣が君の感想を呟くのを見かけるたびに私も当時の記憶を振り返っていたわけなんですよ。でも、記憶力がよわくなかなかパッとすぐに思い出せないので、プレイしていた当時にTwitterに放流していた感想をこうやって1つの形にまとめようかな〜〜と思った次第。

 


【感想は箇条書きを交えつつ攻略順にまとめております】

 


①実彰

 


「我あやまんなり…我深きあやまんなり……」

 


ん?あやまんJAPANがなんだって?が第一印象だった。

 


最初にやったルートなんだけどもはやこの時点で面白すぎてゲームを進める手が加速したよね。

 


このルート、サブキャラが超良かった。

まず、鼓と七重と長七郎。当人達が割り切ることが出来れば、みんな健やかに生きていける終わりだったのが良かった。君ルートでも剣ルートでも生存しててホッとした。

あとお松ちゃんがすごい良い女だった。どのルートでも許す経緯は違えど、実彰がお松ちゃんのお姉さんを切ったことを覚えているどころか今も悔やんでいてお墓まで立てていた事を知って許し、親友(主人公)の好きな人が「いつ死んでも良い」だなんて思っていないか試したり、本当に良い味出してた。ていうか色んな要因があれどお松ちゃんの許しが実彰の罪の意識を取り除く一つのきっかけになっただろうから本当にお松ちゃんいてこそのルートだった。ていうか"乙女ゲームの主人公の女友達"が大好きなので最初から好感度めちゃくちゃ高かった個人的に。

ハバキ憑きは言わずもなが可愛いし、ルートによっては恋の後押し?してくれる感じが良かった。なによりハバキちゃんのおかげであやまんは本当の意味での孤独じゃなかったのを考えると感謝したくなる。

 


でもね、君ルートに関しては料理人になったの、シンプルに「え?なんで?」て思った。

剣を持たず人を傷つけることが無いけどさあ……料理人かあ……お前の剣さばきは料理に役立てるだけで良いの?と思った。

いやあやまんが人を傷つけることを厭いそれで良いなら良いけどさ……そうだよね、ようやく寄り添ってくれる人がいて健やかに過ごせるなら良いよ………いや良くないけど……と若干のモヤつきを抱いてしまった。

 


その一方で剣ルート、まじで良かった。何より奇魂ルートが個人的に最高。

自分の剣で今まで罪ある人からない人まで様々な人を傷つけてしまったけど、自分の剣で日本や大事な人を守れるという道を見つけることが出来た時点でウルッときたし、自分の身を代償に常世から消えてしまったけど、どこかで生きてるって信じる主人公(俺)の健気さに泣いた。

最後の方のスチルでうっ…て胸に響いたあと剣ルートエンディングの「雪解けたら」ですよ。なんか君ルートと剣ルートでエンディングが違うっぽいんだけど、エンディングの曲がまた泣かせにきてさ~~~~

サビの「今すぐに伝えたくて駆け出しそうになるでも、会えないからせめて剣に想いを」てところで「待ち続けても、もう二度とあやまんには会えない気がする」て気持ちになってメチャクチャ胸がキュッとなったエンディングでした。のっけからこんなに心揺さぶられてるんだから、今後どうなっちゃうの?剣が君恐ろしすぎない?

 


②縁

 

一作品に絶対1人はいるよね、こういう軟派なキャラ(第一印象)


実彰ルートを先にやっていたので縁が徳川の者という知識はあったから「フン、数珠丸の事しか頭に無い幕府の犬め……」と思ったらやんごとないお方だったし、バックボーンが切なくて、あの、本当に失礼致しました。

 


前編では、真面目な人や天然で穏やかな人が多めの旅だったので彼が余計にチャラい人物だってことが印象的だった。まあまあ剣の腕が立つ、チャラいやつ。

でも後編になったらあれよ。若様。実は真面目。抱え込む葛藤。好きになっちゃうじゃん?こんなの。

 


でもね、君ルート、許せるエンドではなかった。

剣を捨てて農民になるって、お前ーーーーー!!!!!!

実彰のときもこういうエンドにモヤッとしたんだけど理由が分かった。

自分が"才能"というものに焦がれる人間だから、簡単にそれを捨てる事が出来るのがどうにも許せないんだなって思った。まあ富も才能も何もかも投げ打ってでも主人公に寄り添う~っていうのはそれはそれで一途な愛って感じで素敵なことなんだろうけど!!!

と色々御託を並べて己を納得させようとしたんだけど、やっぱ今こうして振り返ると許せねえ……!!!て気持ちでいっぱいになりますね。鍬や鎌を持つな。剣を持て。

 


でもね(2回目)、剣ルートは荒魂が最高すぎた。

役目を何一つ果たせない…ということに縁自身が1番悩み苦しんできたけど、荒魂では自分の役目を果たせたし、実彰同様自分の大事な人を守り通せたのが胸熱だった。

あんなにちゃらんぽらんだった奴がこんなに格好良くなってマジLOVE1億%

悲しい終わりだけど、エンドとしては一番魂にグッときたエンドだった。最高。

しかも何が良いかって、あんなに仲悪そうな感じだった兄・辰影が主人公に対して「1番の役立たずが何故死なないと思っているんだろ?」と自虐的に言うところね。兄、何だかんだ弟のこと想っていたしその才能を認めていたんだな……。

そして、柳生の三厳さんが「詫びて自害する」と言ったところに本当にこの人縁のこと考えてくれてたんだなって思ったし真っ直ぐな人だな…て感じさせられた。超忠臣じゃん。そして!息子の死を悼む徳川家光。お前悪いやつじゃなかったんか?てビビり倒した。普通に人格者感出てたし、なんか、ごめん。俺、お前のことすごい好きってなった。家光様ルート欲しすぎる。

あとこのゲーム「バッドエンド」て概念が無いんだろうけど、奇魂エンドが1番バッド感あった。生きているけど死んでいる感覚。こっちの方が凄い見ててしんどかった。

 

③左京

 

ぶっちゃけ攻略対象の中では一番顔が好き…てなったキャラ。(次点で好きな顔が鈴懸)

物腰柔らかいけど、実は激情を秘めていて鬼に対して凄い憎しみに囚われていることは共通ルートでもお察し出来るからどんな復讐劇が…!?!と思いつつドキドキで進めると、最初は荒魂エンドを迎えました。

 


…………え?急にメンタルバチボコに攻撃してきたね?どうしたの剣が君?

 


これまでの剣ルートは悲しいながらも剣を取ったからこその気高く美しい生き様が描かれていたから、じんわりと幸福感もあったんだけど、左京さんルートの剣ルートはひたすら悲しみに包まれてる。

「一緒に極楽に行きましょう」とか言ってるあたりで、「いや~でもたくさん人切ったから無理じゃね…?」と思ったら案の定無理だし少年漫画の打ち切りみたいな終わり方で唖然としてたらエンディング、雪解けたらが流れポカーンとしながら眺めてた(凛と笑えないのは〜〜涙のせいじゃない〜〜)

奇魂では三途の川での別れが悲し過ぎて静かに涙を流したよね。黄泉路での別れが忘れられない。来世で会おうね………

あとさ、蛍丸の力すごくない?池の深くに沈んだ主人公をどうやって救ったの?刀剣乱舞履修してるからあの蛍丸が主人公(俺)を抱えながら泳いでいる姿を想像してしまった。

 


一方、君ルートね。剣ルートがしんどすぎて君ルート、前二人(実彰、縁の君ルート)に比べていいねいいね~こういう幸せが大事なんだよ、ク~ッッて気持ちになった(伝われ)

特に仇討ちよ。左京さん一人に対して斬鉄一味は卑劣にも複数人で襲いかかる……てところで一緒に旅した仲間達が助太刀して仇討ちを果たせるって最高にアツくね?激アツ。ジャンプ漫画か?

左京さんルート、お前いつそんな周囲から人望を得たの?て疑問はさておき、剣でも君でも旅の仲間達が左京さんを助けるために集うからちょ〜〜心躍る。他ルートだと鈴懸は医療の心得があるが故にお助けキャラ的にちょいちょい出てくるんだけど、他のメンツはなかなか出てこないから、左京さんルートでは皆出るうえに"仲間"を助けようとするからもうね、友情最高。仲仔。絆。ダチ。肩パン。

 

あとお父さんが「左京さんだったら任せて良いかな~」とか言っちゃう感じ、なんか、親がすぐ認めてくれて嬉しかった。(後の螢ルートでなんで認めてくれねーんだよ!!!てキレることになるんだけどこの時はまだ知る由も無い)

 


4つのエンド見た結果和魂が一番好き~~~やねん。良いよね、家の再興、結婚、また皆との旅。剣ルートが悲惨だったぶん、このエンドでちょ〜〜〜Happyになれた。凄い、良いよ。苦難乗り越え迎える幸せ。顔が良く賢く剣の腕が立ち気配り上手な金持ちの男に嫁ぐ気分、最高だわ。ガハハ!

 

そして最後に、ちょっと思ったんだけど左京さんルート、ラッキースケベっぽいイベント多くない?なんだろ、この所々挟まれるラブコメ感……て思った。左京さんが布団から出てくるスチル、好きだよ。

 

④螢

 

パンチの効いたファッションしているから、こいつただの人間じゃねぇ…!と思ったら人間じゃなかった。ウケる。

 


前編では顰めっ面の立ち絵ばかりしか拝めないけど、後半の満面の笑み(立ち絵)の連続ヤバくない?あの手のキャラの朗らかで純粋な笑顔見ると心臓ドキドキしちゃう。

 


剣ルート、荒魂の夢半ばで死んでしまったのはプレイヤーの多くが泣いたでしょ。勝ち取った…!やった、第3部完!と思ったら辰影ーーーーーーッッッ!!!!クソ~~~!!!!!もうね、縁ルートで上がった株が暴落し私の中では"顔だけが取り柄"の位置付けになったよね。(辰影好きな人がこの文を読まないことを祈る)

「自分だけの気持ちが先走って周りの気持ちを合わせられなかった~(意訳)」というあの無念の言葉とけんぬの演技力で凄い感情引き込まれた。おいたわしや……

一方、家光様に対する好感度はさらに急上昇。螢を"鬼だから"と言って排除しようとはしなかった上に剣の腕を褒め、約束を違わず天下五剣授けて下さるとかハーーー好きになっちゃう~~~~~~!!!!!

 


あとあやまんなりと左京さんが地味に活躍してた。左京さんはまあ鬼関連ということで、出てくるのは薄々察していたけどまさかあやまんもこんな頻度で出てくるとは誰が予想した?普通に誰も予想してなかっただろうな。

 


君ルートでは世界観に入り込んで感情移入しまくってたせいで、「どうして分かってくれないの!?!お父さんのばか!!!」「でも、私の事を想っているからそういうこと言ってるんだよね…」といった具合に主人公と感情シンクロし過ぎてビビり倒した。俺はお前でお前は俺。

でもそのあとキレ症だから「やっぱなんで認めてくれんの!?!!」てキィーーーーーーーってハンカチ噛んだ。噛んでないけど。

 


それで、エンディングの話なんだけどね〜〜吉備国で無事結婚して暮らすエンドは鼓と七重も幸せそう慎ましく暮らしていたから超嬉しかった。サブキャラにも幸あれ。

でも1番良い~て思ったのが奇魂エンドな…剣取りで優勝を果たした上に、お父さん、かむろ、旅の仲間達が関係を後押ししてくれるって良過ぎない?左京さん途中で螢が鬼だからってなんか嫌味言ってた気がするのにこうして後押ししてくれるの本当にさ~~~皆仲良いの幸せ。純粋に全員で旅がしたい。ずっと東海道でワイワイ旅をし続けたかったな〜〜いやそうすると救えるはずのものが救えなくなるんだけど。

 


そう、その話なんだけど、主人公の存在に皆こうして救われているわけだけど、あやまんルートじゃないとあやまんの本当の孤独は癒せないわけじゃん?左京さんルートだと螢はまだまだ夢半ば(だと思われる)うえに鬼という事を皆に言えない距離感なわけじゃん?前述した通りハーレム求めてないけど、乙女ゲームやるとたまにどう立ち回ったら全員が心穏やかに生きていけるのかシュミレーションしてしまう。全員救ってやるからな…!(オタクの驕り)

 

⑤鈴懸

 

鈴懸に関しては最初っから好感度ブチアゲだった。顔が良いし根が素直で優しく気遣い屋さんだし剣の腕も医療技術に対する知識もある。この男、最高すぎでは?

 


前編と後編の間が空いて、ちょっと記憶飛んでるんだけど鈴懸は非の打ち所のない男だった。前編から好きになる要素しかない愛した。

 


後編、神威なに?

最初「なに~こいつ顔が良い~♡」て思っていたんだけど、自身が鈴懸とキャラ被りしてる上に劣っていることに対して嫉妬をし、仲良くしようと友好的に接してくる鈴懸に辛辣な態度を取る神威。

正直、コイツクソめんどくせーーーーー!!!と若干イラッとしたんだけど、その時私に剣が君をお勧めしてくれた友人とSkypeで画面共有しながらプレイしてて、その友人が神威が嫉妬を露わにするたびに「コイツ…かわいいな…」「抱きしめてやりてえ」「お前には俺が必要だ」て合いの手を入れるから笑っちゃってなんかいつの間にか許せたよね。ありがとう友人。

その後、姑息な手段を試みたものの失敗し、剣取り試合で九十九丸に敗北する神威。落ち込む神威を慰めようとした鈴懸を殴る神威。そんな神威の事をずっと考える鈴懸。

あのさあ!!!!私!!!!私のことを考えてくれない!?!!!!!

神威より私の方が鈴懸を愛してるし鈴懸の事を考えてるのにどうして鈴懸は神威の事を考える……?あんな男、別にどうでも良いじゃん!とプレイヤー側も嫉妬の炎に巻かれたところで"俺"、"神威"、"鈴懸"のトライアングルが発生。そしてそのまま鈴懸の過去を知る流れになるんだけど、過去を知り鈴懸のこともっと愛おしくなった。そしてその愛おしさで嫉妬の炎は鎮火した。鈴懸の事まじで永遠に支えてあげたいに尽きる。

過去を知り「鈴懸と友達になりたい!」と言い今まで以上に距離が近くなった矢先に鈴懸が九十九丸と"俺"が仲良くする姿を見てモヤッと嫉妬をしてしまうんだけど、ねえ、本当ここ最高。別ルート(誰のルートか失念した)では"嫉妬"という概念すら知らなかった鈴懸が、あの純粋で負の感情を高尾山に捨ててきた?と思えるくらい優しい鈴懸が、嫉妬。もうお前俺のこと大好きじゃん俺もお前のこと大好きだけど。いつ挙式する?

まじで嫉妬のシーンは最高でした。まあね、これ見なくても人生楽しいだろうけど、このシーン見たらもっともっと人生楽しくなるよ。絶対。必見。

 

 

 

◎君ルート感想(箇条書きまとめ)

剣幸ルートでお父さんと団子を作った鈴懸に「お父さんとどんなお話したの?」て聞いたら「・・・・・ないしょ」て嬉しそうな顔して言う鈴懸。ないしょの言い方が可愛すぎて好きむり~~~

・決勝戦に向けて稽古する予定だったけど、稽古せずに"俺"を抱きしめる鈴懸。「大好き」の言い方がまじでヤバくて気持ち悪い笑い方をしてしまった。この時は一人でやっててたんだけど、一人で良かった。

・医者として暮らす流れ、縁とかあやまんの"アレ"に比べたら全然しっくり来たし、なんか鈴懸を支えてあげている感じ、嫌いじゃない。ただ、これに至るまでに袋叩きに合って鈴懸がボロボロになるのはやめてくれって思った。鈴懸に手を出すなッッッ!!!

・神威がこのルートだと事件を起こさずに鈴懸が素直で良い人ってことを認め故郷に戻って出直すことを決意するのは良かった。うむ、精進せい。

 


◎剣ルート

・出世街道まっしぐらの鈴懸シンデレラストーリーだった。

・荒魂ルートやばくない?家光様の懐刀になったが故に忙しくて全然会えなくなった鈴懸を想い「会いたいよ・・・!」て涙を流したら鈴懸会いに来てくれるんだよ?

 


「気づいたんだ」   

 


うんうんなに?

 


「君が世界で一番だいすき」

 


私も〜〜!!

 


「毎日会いに来るよ。忙しくても術を使えばすぐに会えるから」

 


うんうん……………うん?

 


告白のところ凄い悶えたんだけど一瞬我に返った。術って何…??

そういえばさも当然のようにこれまでも"術"を使ってたけど、え?天狗に育てられると秘めたる力に目覚めるの?

鈴懸ルート、最初で「人間って難しいな」みたいな人外を匂わせる発言を沢山してたから、てっきり妖怪の類だと思ってたけど、過去聞いたら人間だし。え?人間だよね?ここちょっと不思議に思った。誰もが流してるシーンかもしれないけど、気になっちゃうよね。

・奇魂ルートは"俺"が妖怪に憎しみを抱くエンドだった。駆逐してやる……一匹残らず……!!!最後のモノローグで「こうして私は初めて愛した人を永遠に失ってしまった。」「人と妖怪が争わずに済む未来と引き換えにーーー。」だからね。無理。お前がいない未来なんて要らない。こんな世界滅びれば良い。

 


本当、鈴懸という最高の男、まじで最高すぎて後日談のためにvita買おうと決意した。

高尾山で暮らすエンドの続きとか気になるよね~。(クソどうでも良い余談ですが2018年6月にプレイしたのに未だにvita版買えてないです。陳謝)

あとこのルートでも家光様~って心揺れたから、Rejetは家光様ルートも追加で新作出すの検討してほしい頼む絶対買うから。

 


言いたいことありすぎて語り終わらん~~~エーーーーン鈴懸~~~~~~~~ビッグラブ・・・・・・

 

⑥九十九丸

 

前編、九十九丸VS妖怪の構図になると、何故か妖怪がビビって戦わずにして勝利するっていう展開になってもうバチボコにイキったよね。だってオーラで敵が逃げるんだよ?「おいおい、まーーた逃げちまうのか?笑」て妖怪相手にイキったよね。

そんな状況に対して「血を流さなくて良かった…のかな…?」みたいに疑問に思いつつもそのまま「まあいっか」とか「変わった妖怪だな…」て流してしまう主人公や九十九丸。え?!!!そこ流す!?!!!もっとよく考えて!!!!!!!

 


そんでもってシグラギと対峙した時、主人公がピンチになった時に急にキャラ変わって謎の術で敵を圧倒させたシーン(スチルあり)はめちゃくちゃ笑った。

 


最後の最後にラノベ的な展開を繰り広げ東海道の旅は終わり、攻略キャラ達は毎度お馴染みの如く各々散らばったところで前編が終了。

鈴懸の件もあって人外ジャッジが際どい。一体ナニモンだよお前は・・・

 


それで、敢えて君ルート狙って先にやったんだけど、和魂どうした?

美麗なスチルと「常夜へようこそ…」と言う九十九丸で終わったこのエンド。「こっちへ来ちゃダメだ!!」みたいなFF内から失礼致します~って感じの注意喚起しているあたり良く知る心優しい九十九丸なんだろうけど、最後のあたりマレビト感も出てた。半身だからなのか?

私は死ぬけどこの死の世界で二人で一緒だよ…みたいな終わり方はまさにメリバ。でもこういう終わり方、嫌いじゃない・・・。(すきだよ)

 


あと九十九丸ルートの剣取り、対戦相手がことごとく知人なのがまたあれよ。

1回戦目で左京さんが負けた時、手を怪我していた上に「もう二度と会うことはないでしょう…」て言ってたのあれ?!!これ左京さんルートの悲しい終わりに続くやつでは…?て思ったし、2回戦目の螢との試合はこれで九十九丸が勝ったから螢の夢はまた遠のいたし悔しがる姿が切なくなった。全員を幸せにする未来をシュミレートしつつ3回目戦目の鈴懸戦へ。さっきまで愛した男と今恋に落ちる男のバトルって感じで手に汗握ったけどまあ普通に九十九丸が勝つよね・・・て眺めてたら普通の勝ち方じゃなくて目ん玉飛び出た。人外ジャッジ、人外と認定。

 


幸魂ルートでは「もう1人の俺」と戦って半身を返してくれる…といった様ななんだか遊戯王の最終回を見てる気分になった。でも、人間に戻れて何の弊害もなく2人で健やかに暮らせるのは良かったーーー!!!一瞬「あれ、夢……伝書…?」て思ったけどまあいっか!!!!(大の字)

あとお師匠さんかっこいいね。かっこいいけど、それだけに早々に退場したの泣けた。

 


荒剣ルート、勝てなかったものの、九十九丸はなんとか生きてたし、文通する日々という清い交際で終わった。

九十九丸だから、これまでの経緯をその目で確かめてきたから信じられるけど、実際自分の男が「自分が何者かを知るために旅に出る。心身ともに強くなる」て言って旅に出てしまったら意味分からなすぎるし絶対待てねえ・・・と余計なことを思ってしまった。でもお花見の約束したからね。待ってるよ、九十九丸。

 


奇魂ルートはマレビトを半身として受け入れてしまう終わりなんだけど、個人的には好きですこれ。根本的に変わってしまい、マレビトを受け入れることで人外になってしまった九十九丸最高では?人としてどこまで保っていられるのか、優しく真面目な性格は変わらないのに、"変わってしまった"というアンバランスな状態がなんていうか、良い。好き。

 


……こうして振り返ると本当に楽しかったな〜剣が君!!

また再プしたいな……ていうかそろそろ本当に買いたいと思います。vita版。

友人曰く全キャラの告白ボイス聞けるらしいので。一部のキャラとか想像つかないからまじで聞いてみたい。あと家光様の告白も聞きたいよ。

 


総括

剣が君  やってよかった剣が君(クソ俳句)