CoC『デウス・エクス・マキナは死んだ』感想
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▼Schedule
2022/07/17(日)
▼Author
茶々丸 様
▼Member
KP てと
PL きい、晴乃(HO順)
※敬称略
デウス・エクス・マキナは死んだ、終了〜!!!!
やったね、両生還だ!最高のぽやぽやお兄さんとハッピーなエンドを迎えました!あまりにも気分が良いので今夜はスッキリ眠れるわね……というわけで色々書き連ねる前にまずは設定とHOから。
▼基本情報
HO1カミ阿部ひろし(外見年齢15歳)
▼以下設定とHO
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真っ白い少年のような外見。名前は今まで見てきた映像に映る⼈間たちの中で1番イカしてると思った者から真似たものである。もし自分以外のヒトと言葉を交わす機会が得られるなら、自分が人間であるかを証明してほしい。そして、門を出て外に出られることが出来るのであれば、"本物"に会いに行ってサインを貰うのだ――。
▼HO1 カミ
――あなたは⼈間だ。しかし、そうだと証明するものは何もない。
あなたはただ、この⽩い部屋で映像を⾒続けている。
それは「だれか」の⼈⽣。
部屋中に浮かぶモニターのようなものに映るさまざまな⼈間の⽣まれてから死ぬまでの時を永遠と⾒続けていたあなたは、その中で幾度となく知識や感情を⼿に⼊れてきた。
まるで⼈類の⾏く末を⾒守る神様のように。
⾃分もこの⼈⽣を送っている者たちと同じ姿をしている。
だから⾃分も⼈間だと、そう思っている。
でも、いつか「だれか」と話してみたい。たくさん話をして、そして⾃分が⼈間であると、証明してほしいと思っている。
ここから出る⽅法は、この部屋の奥にある「⾨」を通る事だが、あなたが最初に此処で⽬を覚ました時に、「神が死ぬまでここから出てはいけない」と⾔われているから、出た事がない。「神」を殺せば、ここから出られるらしい。
……何の「神」かは、明⽩にはわからないのだが。
あなたの⽬的は、「⾃分が本当に⼈間であるか証明してもらうこと」だ。
▼更に詳細
・あなたは気が付いた時からこの⽩い空間にいた。
とても広い部屋、窓も光源もないのにとても明るい真っ⽩な部屋だ。
・この部屋には家具などは置かれておらず、あるものは宙に浮かぶ無数の画⾯だけだ。
近未来的なこの装置はどうやって発⽣しているかわからないが、その画⾯に流れ続ける様々な⼈間の⼈⽣を⾒てきた。
・あなたは⻑い時間こうして映像を⾒続けている。
蓄えた知識は膨⼤で、あなたは映像に映る⼈間たちの⼈⽣を⾒ると共にで様々なことを覚えていった。
・ただし、それは今まで⾒てきた他⼈の知識である為、あなたは何⼀つ体験をしたことはない。
・ここでは⽣理的なものが起きず、ずっと飲まず⾷わずで⽣きて⾏くことができるようだ。年齢も変わらず、外⾒は気が付いた時からそのままである。
しかしそれがこの空間のせいかのか、⾃分の体がそうなっているのかは、わからない。
・あなたは⾃⾝が⼈間だと思っているが、今⾃分だけでは本当に⼈なのかが分からない。
・あなたの⽬的は⾃分が⼈間であると誰かに証明してもらい、⼈であると確信づくことが⽬的である。
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当初、実在する本物の俳優の名前をそのままあてがっていたのだけど「本物のあ◯ひろ◯がエゴサして卓終了報告を見つけてしまったらどうしよう」「あべ◯◯しファンの検索の邪魔になってしまうのでは?」という懸念から検索避けのために名前をひらがな表記にしました。そんな気を遣うくらいなら別の名前にしろって感じではありますが……設定的に、ね……
んでもって、CS作る時に実は色々ルールがあって
>INT は固定で 20。
>あなたは<クトゥルフ神話>以外の知識系技能を95%で判定できる
上述、ルールの一部抜粋なのですがもうこの部分で「あ、もしかして自分全知全能の神ゼウス?」て思ったよね。つかこんなに頭良くて生理的ものが起きない中で自分のこと人間だと思うの無理がない?PL的に「いや人間じゃないやんけ……」と思う気持ちが拭えないのですが、HO的には人間と思っているようなので、頑張って人間だと思い込むロールプレイを見せるしかないわね、キョン…!!
そんなこんなで、いつものようにモニターしかない部屋で人間の営みを「人間って面白ーーーーっ」とどこかの死神の如く眺めている最中に突如部屋の中にHO2(ヒト)が現れるところから全ての始まりなのですが、現れたのが最高の物腰柔らかいぽやぽやお兄さんで天高く拳突き上げたよね。心の中で。ジャンピングガッツポーズもした。心の中で。
己のことをヒトハと名乗ったぽや兄のPLは一緒にキルキルを回った相方なおかつ一年ぶりくらいに同卓したのですが、物腰柔らかぽや兄ロールプレイが上手すぎて初っ端から好感度MAXでした。PL的にもPC的にも。
運命の出会いを果たして良いスタートを切ったな……て感じだったのですが、ここで一点、私がいつもの勘違いを発揮していて「部屋の奥にある"門"を通れば出れるが、神が死ぬまでここから出てはいけない」というのを「神が死ぬまでここから出てはいけない」と前半部分が抜け落ちた状態で覚えてしまっていたゆえ「この部屋出たら自分死ぬ!?」と思い込んでしまい、ヒトハが部屋の扉に近づこうとした時すごい止めちゃった。その節はごめち。
でもそんな明らかな謎挙動不審ムーブに対してぽや兄ヒトハはこちらの意思をすごい尊重してくれたので当初扉に近づかないでいていてくれたし、最終的に扉を開けて部屋を出ることになったんだけど「手を繋いでくれる?」と聞いたら快諾してくれて暫く手を繋ぎながら行動してた。それなんてICO?
ICOICOしながらなんやかんやで歯車集めのために5つの部屋を回ることになり「部屋をどの順番で回る?順番通りに行ってみても良いですし、逆から行ってみてもいいですけど」とヒトハに提案されたとき、順番通りはちょっとな……自分神だし、あまり決まったレールを走りたくないな……と思い「特に意味はないんだけど、逆からいってみない?」と言ってみたものの扉開かなくて内心ズコーーーッ!てなった。開かないんかい。
あ、もうこれ順番に行かないとダメなやつだよねきっと……と悟り順番通りに回ることに。スピードワゴンはクールに潔く決まったレールに乗るぜ。
そうやって部屋を順繰り回っていくことになるのだけど、マジで酷いね「お父さん」てやつ。
ひろしの姿にそっくりな子に対して、見ていて胸糞悪くなるような言動をして、ゼッテェ許さねえからな!!会ったらボコボコにしてやるからな!!!(膝の下震わせながら)という気持ちだった。ずっと。いや〜〜〜02の部屋の記憶が個人的には1番辛い気持ちになったな……ハサミ……
05の部屋では大事なお母さんのことを思い出したのですが、その時の会話が以下の通りなのだけど、
ひろし「……何で忘れていたんだろう。大事な人だったのに」
ヒトハ「それは……きっと、あなたが人間だからですよ。辛い記憶を……自分を守るために忘れたんでしょう」
ひろし「そっか……そうなのか、僕、やっぱりちゃんと人間だったんだ」
ヒトハ「はい。心が傷つくのも、忘れられるのも、人間の証拠ですよ」
こんなにも優しい言葉がぽんぽん出てくるの、頭の回転が早すぎるし思いやりの心∞(インフィニティ)じゃん。
すごい良い言葉すぎて写経してしまったわけですが、ほんっっっと〜〜にヒトハのPL晴乃氏(はるちゃん)はエモロールプレイが上手すぎる。キルキルの時だってさあ……と、振り返るとめちゃくちゃ長くなるのでとりあえずは割愛。
いや〜〜でもさ〜〜ひろしは自分のことを人間だと誰かに証明して欲しかったので、ヒトハの言葉はあの時のひろしとしては1番欲しかった言葉だったんだよね。都志見文太先生の作品を通っている者の趣がある文章。優しい。あとこの時「なんだか痒い所に手が届くマゴの手のようだな……」と訳わからん比喩表現が頭をよぎり、喉元まで出かかったけど、それを言ったら確実に空気ブチ壊すので黙った。
全ての歯車を集め、機械人形を修復した、「デウスの排除を行なって下さい」と言われた挙句ヒトハが拘束され、ナイフを握りヒトハを刺すように促された時、正直全然頭がついていけてなかった。ここまで状況描写されても気がつかなかったんですか!?て感じなんだけど「ん?何で拘束されているの?神は自分だが?」と思いながら【ヒトハは絶対傷つけたくない→でもカミを殺さないと出られない→つかそもそも自分がカミだよね?→自分が一回命を断てばヒトとしてワンチャン生まれ変わるとかない?】という、デウス・エクス・マキナとやらが死ぬ前に自分の脳のシナプスが死んでしまい、トンデモ思考に至り「ッシャ!僕が死ぬか〜〜!!!」という気持ちに傾き始めた直後KPがアイディア振っていいよと言ってくれたのだけど、そのおかげで活路を見出すことが出来ました。KPくんって、あたたかいね・・・・・・(ギャルゲヒロイン顔)
プログラムぶっ壊して勝った!第3部完!と思ったら機械人形が流暢に喋り出して慄然。えぇ〜〜・・・・・・しかも嘘ついていたんかい!!!お前ーーーーーーッッ!!!!
父がひろしのこと、愛情を持っていた的な話でちょっぴり動揺したのだけど嘘だったん!!!!?!!!お前ーーーーーーッッ!!!
この時「嘘つき!タコ!アホ!」と機械人形を罵倒したのだけど、オイ!!!タコ!!!!!コラ!!!!!
「人間って愚かやん?そんな人間にまだなりたいと思ってんの?(意訳)」と機械人形に問われここに来てようやく「ヒトハ、人間じゃなかったんだ〜」と確信を得る。察しが悪いってレベルじゃないけど、ここまで来れたのならオールオッケー!!!
二人して人間になりたい気持ちは変わらないと伝えた時、足元が崩れひろしが下へ落ちいくのだけど、ヒトハが迷いなく手を掴もうとしてくれたとき本当に嬉しかったよね。𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬……
人の心と精神で神世界を抜け出せるか、特大試練(SAN値チェック)を突きつけられた時、ひろしは結構ギリギリなところがあったのですが、ヒトハのSAN値がこの時2しか減っていなくて、メンタル強いってレベルじゃない。この人まだ神のままじゃないですか?いやマジで強。とっても偉いしすごい。
試練を乗り越え救済のない世界で二人して目を覚ましたとき、開口一番にヒトハが「モニター越しではない世界が見れましたね、ひろしくん」と笑いかけてくれてちょっとウルっときた。そしてPCはちゃんと泣きました。(機械人形の問いに対して「僕の願いだって何も変わらない。あのモニター越しの世界に行ってみたい」と言ったんですよひろしは……それに対してのこの言葉、圧倒的エモ)
泣いたひろしに「えっ」と驚きながらも、看護師さんや医師に見られないようにこっそり頭を撫でてくれるヒトハ、あまりにもぽや兄力(ぢから)高い。PLはるちゃんからひろしのロールプレイに対して「赤ちゃん?」と言われたのですが、たしかに少し子供っぽいロールプレイは意識したけど、ヒトハの圧倒的ぽや兄力(ぢから)がそれを助長させた節は絶対あるよ。いけるとこまでやっちゃいますか、退行!オギャ〜!てなってたもん。もはや。
目を覚ました病室にて、人間になったからにはあれもやりたいこれもやりたいと話して、今日が誕生日だね、来年は一緒にケーキ食べようね、とこれからの約束をいっぱいして、嬉しかった〜〜〜二人でこれからの人生を歩める喜びを強く噛み締めたよね。
それにしても人間になってからの方が人外感あるなあ、ヒトハは……と思った。だって「来年の誕生日はケーキ買って食べようね」とひろしが言った時「ああ、人間って誕生日をお祝いしたり、美味しいとのを食べたりするんでしたっけ」と言ったり、約束を重ねたことに対し「未来への約束、いいものですね。不確かなものに縋る人間らしくて。楽しみです」と言ったり……顕現したての刀剣男士みたいなこと言っててメッチャ面白かった。人間だけど浮世離れした人外感あるぽやぽやしたお兄さん、最高すぎるな……
本当に面白楽しかった〜〜〜〜こんなに楽しめたのは相方はもちろん、KPてとくんの力のおかげ。二人とも本当にありがとう〜〜〜!!!
めちゃくちゃ余談というか、セッションには関係ない話なのだけど、KPがお昼頃に「今日唐揚げ食べられるんだ〜」と嬉しそうにしていて、PL達はニコニコしながら良かったねえ……と言っていたら夕飯休憩終了後「唐揚げで口の中ズタズタになった」と言っててめちゃくちゃ笑った。ころも、鋭利にも程がある。
可愛すぎるエピソードなので思わず書き連ねちゃったけど、KPから異議を申し立てられたら消します。いやでも可愛い……そしてお大事に……